xmlns:og="http://ogp.me/ns#" xmlns:fb="http://www.facebook.com/2008/fbml"> 2012年01月の記事 | 梅田家具工舎
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2016.06.03 Friday

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2012.01.25 Wednesday

椅子張り職人

 ご無沙汰してました…。
水間の冬は、なかなか暴力的で冬眠してました...

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冗談はさて置いて。


現在制作中の一人掛けソファーのクッションの打ち合わせに、椅子張り職人のnaiceさんに行ってきました。
IMG_0134.JPG

椅子の張りは専門の技術が必要なので座面が木以外の時は、必ず張り屋さんに頼みます。

IMG_0133.JPG
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椅子張り職人の中田さんといいお話ができました。
何回も打ち合わせを重ね、クッションの生地や中身の素材や弾力などを決めて行きます。
出来上がりが楽しみです。


ソファーのお披露目は5月の個展で...



梅田家具工舍
住所
〒630-2151
奈良市水間町2334-2
TEL&FAX 0742-87-0682
mail: mb44an83ml@kcn.jp



2012.01.12 Thursday

九谷焼き酒盃

舍長の偏った主観で趣のあるモノを紹介します。

今回は、『九谷焼き酒盃』である。
 
富山から帰る途中、金沢に立ち寄った。

私は、酒盃収集癖があり旅行の際には、骨董屋で地元の焼き物の酒盃を覗くのが好きである。
決して高価なモノは購入しない。
が、酒盃は一人酒をするのにもってこいなのである。

自分の気に入った酒盃を取り出し、一人酒を飲む。
季節に合わせ酒盃を変えたり。
地酒を飲むときには、同じ地方で購入した酒盃を取り出したり。
地域で購入した酒盃で飲むと、必ずと言っていいほど旅行の事を思い出す。
この酒盃はあの骨董屋で購入した奴だなどと、一人で楽しい酒が飲めるのである。
こうして酒盃で楽しみながら酒を飲むと、たとえ5〜600円の酒盃でも私にとっては大変高価な価値になる。

楽しい思い出は、どんな高価なモノにも勝るのである。



金沢と言えば九谷焼。
IMG_0111.JPG

購入したこの酒盃。
時代は九谷焼きとしてはまだまだ若く、明治の時に作られた酒盃らしい。
せっかく購入するのであれば、焼き物の時代背景も知っておくと、なおのこと楽しい。

簡単に九谷焼の歴史を説明すると。
まず、1655年頃に『古九谷』と言われる九谷焼の祖が誕生する。
加賀潘前田家が藩を挙げて取り組んだ最高級の九谷焼が作られるが、40年ほどで生産が途絶える。
約100年後に再興九谷の生産が行われ、現在に至る。

ほんとに簡単な説明で九谷焼きファンの方から怒られそうではあるが…。
古九谷は豪華絢爛ではあったが産業としては成り立たなく、再興九谷はある程度の産業を目的とした生産が行われたということである。


購入した骨董屋の店主に九谷焼の見どころを聞いてみた。

骨董店主曰く。(骨董の観点)

・時代が古いほどいい。

・九谷焼の見どころは、まず絵付けの色。
『赤、黄、緑、紫、紺青』の、五彩手(通称九谷五彩)の色を見極めること。
渋い濃い鮮やかな色ほどいい九谷焼。

・素地の色を見る。
若い時代の素地ほど白く、古いものは白濁色帯びている

・金の色を見る。
時代が古いモノほど濃くくすんでいる。
若いものは金を水で薄めて使用しているので、色が薄くピカピカ光っている。

…とのこと。

さてさて。
私の九谷焼酒盃はどうであろうか。

これでまた、酒のアテが増えたのである。
2012.01.11 Wednesday

モノ作りの町、高岡市

 IMG_9985.JPG

高岡クラフト展へ行ってきました。
どの作品も素晴らしく、見ていて飽きなかったです。
作品から作り手の思いが伝わってきて、本当に勉強になりました。
自分の好きな作品が沢山あったのですが写真を載せれないのが残念です…。
今年もよりいっそう頑張っていい作品を造り、また参加したいと思いました。
また、自分の作品を購入していただいた方々、本当にありがとうございます。



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高岡市は鋳物の街で有名です。
金谷町通りを散歩しました。
歴史ある土蔵作りの家が立ち並ぶ石畳の通りは、電線を地下に通していてとても風情のある町並みでした。
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ここの通りには沢山の鉄作家や釜師が居ました。
そして、その作品の良さを人に伝えるギャラリーやお店が立ち並んでいました。

歴史ある物作りと現代の物作りとが融合して共に発展し、それを支えるお店があり、そして物作りの良さを解っている町の人々が使用する。

使い捨ての物はこの町にはありませんでした…。
良いものを長く使用する。
この町全体に物作りの文化が根づいていて、とても素晴らしい街でした…。


2012.01.06 Friday

お休み

 すいませんが、明日7〜10日までお休みいただきます。
富山県の高岡クラフト展に行ってきます。

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自分の作品がクラフトコンペに入選し、展示されているみたいなので見てきます。
他にも色々な良い作品が沢山展示されているみたいなので、楽しみです。

工芸都市高岡2011 クラフト展
http://www.ccis-toyama.or.jp/takaoka/craft/




2012.01.05 Thursday

玄圃梨

 先日、大阪の摂津にある銘木団地で珍しい木を購入した。
購入した木は『玄圃梨』。
玄圃梨=ケンポナシと読む。

一般的な果実が成る梨の木とは異なるのだが、一応小さな実が成り梨の味がするらしい。
二日酔いに効き目があり、漢方でも使用されている。


玄圃梨の実

玄圃梨は一般的な材木屋にはおていなく、主に銘木扱いとなる。
木肌は桑(クワ)の木に似ており、江戸指物などで良く使用される木材である。

いつもお世話になっている摂津銘木団地の寺坂福銘木さんの紹介で購入したこの玄圃梨。
かなり分厚いため、製材屋さんで半分に製材してもらうことにした。

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いぶし銀の職人さんが大きな帯鋸で玄圃梨をまっぷたつにしてくれました。

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さぁ。
この木で何作ろ?
楽しみ、楽しみ。



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TEL&FAX 0742-87-0682
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2012.01.02 Monday

明けましておめでとうございます。

 明けましておめでとうございます。

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今後も手仕事にこだわって、木のぬくもりを大切にした作品造りに取り組んでいきたいと思います。
本年もよろしくお願い致します。

梅田家具工舍
          梅田 俊一郎

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