xmlns:og="http://ogp.me/ns#" xmlns:fb="http://www.facebook.com/2008/fbml"> 民塾への道 | 梅田家具工舎
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2012.01.12 Thursday

九谷焼き酒盃

舍長の偏った主観で趣のあるモノを紹介します。

今回は、『九谷焼き酒盃』である。
 
富山から帰る途中、金沢に立ち寄った。

私は、酒盃収集癖があり旅行の際には、骨董屋で地元の焼き物の酒盃を覗くのが好きである。
決して高価なモノは購入しない。
が、酒盃は一人酒をするのにもってこいなのである。

自分の気に入った酒盃を取り出し、一人酒を飲む。
季節に合わせ酒盃を変えたり。
地酒を飲むときには、同じ地方で購入した酒盃を取り出したり。
地域で購入した酒盃で飲むと、必ずと言っていいほど旅行の事を思い出す。
この酒盃はあの骨董屋で購入した奴だなどと、一人で楽しい酒が飲めるのである。
こうして酒盃で楽しみながら酒を飲むと、たとえ5〜600円の酒盃でも私にとっては大変高価な価値になる。

楽しい思い出は、どんな高価なモノにも勝るのである。



金沢と言えば九谷焼。
IMG_0111.JPG

購入したこの酒盃。
時代は九谷焼きとしてはまだまだ若く、明治の時に作られた酒盃らしい。
せっかく購入するのであれば、焼き物の時代背景も知っておくと、なおのこと楽しい。

簡単に九谷焼の歴史を説明すると。
まず、1655年頃に『古九谷』と言われる九谷焼の祖が誕生する。
加賀潘前田家が藩を挙げて取り組んだ最高級の九谷焼が作られるが、40年ほどで生産が途絶える。
約100年後に再興九谷の生産が行われ、現在に至る。

ほんとに簡単な説明で九谷焼きファンの方から怒られそうではあるが…。
古九谷は豪華絢爛ではあったが産業としては成り立たなく、再興九谷はある程度の産業を目的とした生産が行われたということである。


購入した骨董屋の店主に九谷焼の見どころを聞いてみた。

骨董店主曰く。(骨董の観点)

・時代が古いほどいい。

・九谷焼の見どころは、まず絵付けの色。
『赤、黄、緑、紫、紺青』の、五彩手(通称九谷五彩)の色を見極めること。
渋い濃い鮮やかな色ほどいい九谷焼。

・素地の色を見る。
若い時代の素地ほど白く、古いものは白濁色帯びている

・金の色を見る。
時代が古いモノほど濃くくすんでいる。
若いものは金を水で薄めて使用しているので、色が薄くピカピカ光っている。

…とのこと。

さてさて。
私の九谷焼酒盃はどうであろうか。

これでまた、酒のアテが増えたのである。
2011.12.01 Thursday

ゆらゆらガラス

 舍長の偏った主観で趣があると感じたモノを紹介します。


先日ステンドグラスをされてる野口さんから、古民家を解体するので古いガラスが手に入るとの連絡を頂いた。


IMG_9896.JPG


頂いたこの古いガラス。
斜めから見ると、ゆらゆらっと歪んで見え、所々に空包がある。
この歪みがいいのである。
現代のガラス作りは完璧で歪みがなくまっすぐで無機質な印象を与えるのに対し、この歪んだガラスはなんとも温かみがあり趣がある。

このガラスは昭和初期ごろのモノ。
現代のガラスとは、製造過程が違うのである。

昭和初期頃のガラスは『垂直引上法』と言われる製法で作られており、1901年にベルギー人のフルコールが開発した「フルコール法」という製法が用いられている。
溶解窯から板のままガラスを垂直に引き上げるという製法のためユラユラっとしたガラスが出来るのである。

現代のガラス作りは、1959年に溶かしたガラス素地を溶融金属[錫(すず)]の上に浮かべて、ガラスを板にするという製法に全て変わっているため、もうこのユラユラガラスは手に入らない大変貴重なガラスなのである。

梅田家具工舍の家具には、このユラユラガラスが使われています。
大変貴重なガラスをくださった野口さん、本当にありがとうございます。



後でやっぱりなんて言っても返しませんよ〜だ。



梅田家具工舍

住所
〒630-2151
奈良市水間町2334-2

TEL&FAX 0742-87-0682
mail: mb44an83ml@kcn.jp






2011.11.26 Saturday

Rocking chair


舍長の偏った主観で趣があると感じたモノを紹介します。


先日友人から古いロッキングチェアーを譲り受けた。

795px-Ackerman_farmer.jpg

ロッキングチェアとは発明者は不明だが、18世紀初頭には北アメリカのイギリス植民地で使用されていたらしい。もとは庭などで使うもので、普通の椅子の底に、カーブした板をとりつけて揺れるようにしたものであったと言われている。


IMG_9889.JPG


聞けばこのロッキングチェアー、生まれた時から既にあり、母親がお金持ちの方から頂いた代物らしい。
この座面の高さがなんとも言いがたいいい味を出しているのである。
ここまで低いロッキングチェアーは最近なかなかお目にかかれない。
座ってみると、これまたちょうど良く落ち着いてしまう。
安定感があり、バランスが良く取れている。

座面の高さは約320mm。
普通の椅子の座面は420〜430mm程度なので約100mmも低いのだが、これがこの椅子の最大の魅力でなんとも趣がある。


お金持ちの方から頂いたということもあり、この椅子について色々調べたくなってきた。
イギリス製かどうか調べたところ。

IMG_9892.JPG

鳥のトレードマークにHSKというロゴが。
下のアルファベットはかすれて見えなかったが、キツツキマークといえば飛騨産業の家具。

HSK
Hida Sangyou Kaisha(Kabushiikaisha)。
という略らしい。

このトレードマークは現在のロゴではなく、調べたところ1950年代に使っていたロゴと分かった。
今から約60年前のロッキングチェアーと言う事になる。
椅子の歴史から見ればまだ若いが、日本最古の老舗家具メーカーのなんとも味わい深いものを譲り受けたものだ。

ゲンクン、後からやっぱりなんて言っても返しませんよ〜だ。


梅田家具工舍

住所
〒630-2151
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