2016.01.09 Saturday
体格に合わせた、個人の椅子
先日のアートサロン宮崎さんで行った椅子の個展
朝日新聞さんが掲載してくれました
http://www.asahi.com/articles/ASHCN4JPGHCNPOMB00J.html
椅子は人によってすわり心地がすべて変わってきます。
その人の骨格や癖、そして一番大切なのは、その人がどのような暮らしと用途で椅子を使いたいかで、デザインや大きさ背もたれの角度など全て変わっていきます。
自分の生き方や暮らしがそのまま椅子のデザインになるのです
椅子はもっとも小さな建築学の結集だと思っています
その人をどのような用途で支え、いかに快適な時間を過ごしてくれるか
僕の創る椅子は、ここを一番に考えています
今pcが使える環境なので、出来るだけブログを更新したいと思ってます(笑)
朝日新聞さんが掲載してくれました
http://www.asahi.com/articles/ASHCN4JPGHCNPOMB00J.html
椅子は人によってすわり心地がすべて変わってきます。
その人の骨格や癖、そして一番大切なのは、その人がどのような暮らしと用途で椅子を使いたいかで、デザインや大きさ背もたれの角度など全て変わっていきます。
自分の生き方や暮らしがそのまま椅子のデザインになるのです
椅子はもっとも小さな建築学の結集だと思っています
その人をどのような用途で支え、いかに快適な時間を過ごしてくれるか
僕の創る椅子は、ここを一番に考えています
今pcが使える環境なので、出来るだけブログを更新したいと思ってます(笑)
2016.01.09 Saturday
盈進学園 東野高校
埼玉にある、盈進学園 東野高校へいきました。
最近友達になった、建築家中埜博さんが携わった建物。
建築家アレクサンダーがパターンランゲージという建築方法のもとに設計し、日本人の宮大工が組み上げた、夢のコラボレーションのこの木造建築♪
まだ30年前の建造物ですが、必死のパッチで建てた思いがヒシヒシと感じられました…涙
環境と教育は2つで一つと言うのが、良く伝わってきました。
建築は人が住み、成長するための物
現在色んな考えの元で、様々な建築が建てられていますが、ぼくは利便性やコスト、納期期間の短縮という経済を最優先している現在の建築より、『人が住む』を必死のパッチで考えている建築に感動します。
そもそも、建築は人が暮らす物です。
そして家具も人が使う物です
必ずと言っていいほど、良い建築には良い家具が納まっています
作業療法士として働いていた僕は、人が暮らす環境の大切さをしみじみと感じ、退職して家具を造りはじめました
その人がどんな思いで日々暮らすかで周りの環境が整ってきます
僕は、その人が日々の暮らしを豊かに過ごす為にはを最優先で考え
必死のパッチで家具を創ってます
これからもこの考えは変わらないと、この建物を見て確信しました。
良い学校でした。
良い建築には、良い生徒が成長します
環境とはそう言う物なのですね
2013.04.21 Sunday
長谷寺 牡丹祭り
20日に長谷寺で牡丹祭りが行われました。
いつもお世話になっている、お花の師匠が長谷寺の本堂に牡丹を活けると言うので同席させていただきました。
肝心要の牡丹を生けている所は、撮影禁止な場所でもあり撮れませんでした…。
ですが、煤竹の籠に牡丹を一輪…。
何百人と見学者がいる中で、素晴らしいバランスで生けられてました。
自分なら、舞い上がって何回も切ってやり直してることでしょう…笑。
師匠はお花の先生でもあり、茶道・表千家の先生でもあるので、牡丹を生けられた後に師匠がお茶を振舞うのですが、今回はその茶棚を作らせて頂きました。
師匠が茶室で使っていた春日杉の古建具を茶棚に作り替えさせて頂きました。
自分の造ったモノが長谷寺の行事に使って頂けるのは、大変嬉しいことと思います。
今まで私は茶道というものを何か敬遠していた様に思えます…。
理由は具体的には思い浮かばないのですが、きっとへそ曲がりなので『大道』というものにあまり興味を示さないように自分で思い聞かせてる節があると思います…。
私の遊びの師匠が、茶道は全ての日本の芸術の根源に通じるといつも言っています。
たしかに茶道には、建築・陶芸・金工・木工・お花・書・割烹…などなど日本の芸術を挙げればきりがないほど凝縮された道ですね…。
ですが、今は茶道より普段のお茶の方が興味があります。
普段から飲むお茶で遊びながら、いつかは茶道も習っていければと思っています。
今回は、本堂に何気なく置いていたおみくじの箱に恋をしてしまいました…。
危うく背中に背負って駆け落ちしそうになりました。
長谷寺には、危険な情事が満載です。
今回は大変良い経験をさせていただきました。
2013.04.09 Tuesday
Yチェアー
久しく更新できませんでした…。
今回は、かの有名な巨匠ウェグナーさんのYチェアーの編み見直しを頼まれました。
10年くらい使っており、大変気に入って大切に長く使いたいとのことで、ご相談させて頂きました。
10年経つと、やはりペーパーコードも緩んできますね。
さらに、大きな犬を部屋で飼ってることもありこんな状態でした。
ペーパーコードを巻いていくのは、根気勝負といった所でしょうか…笑。
力の入れ具合などで、張りの位置や座り心地なども変わっていきます。
なるべく詰めて力を均一に巻いていきます。
張る前に、椅子の歪みなども調整していきます。
4脚すると、さすがに大変でした。
しかし10年経っても、さすが巨匠の椅子は良く出来てます!
線が細いのに合理的に造ってあり、しっかりしています。
構造なども大変勉強になりました。
黒の塗装がしてあるので、サラのように綺麗にとはいきませんでしたが…。
Yチェアーは塗装してあるほうが、ナチュラルより値段が高いらしいですが、ナチュラルな無塗装の方であれば、綺麗に補修もできたのですが…。
長く使うのであれば、ナチュラルの方が後々は使い勝手がいいのかもしれませんね。
お客様の場合は、部屋の雰囲気に黒がとてもハマっていました。
納品しに行きました。
木の椅子は修繕出来るので、やはり長く使えますね。
これで、また10年使っていただけると思います。
ヨーロッパでは家具を修繕して長く使うのが当たり前の文化です。
家具屋と言えば、修理屋の方が多いと聞きます。
それだけ需要が多いということですね。
日本では家具の修理屋というのは、あまり聞きません…。
日本の椅子文化はまだまだ浅く、一般の人達が今の様に椅子生活になってからまだ40年ぐらいでしょうか?
日本の椅子文化はこれからといったところですが、手作りのものを大切に長く使う文化を通り越して、大量生産の時代に差し掛かった時代にやっと椅子文化が始まったので、椅子を修理しながら長く使うと言う習慣があまりないように思えます…。
家具は色んな思い出と共に生活の一部となるもの。
大切に長く使ってもらいたいものです。
今回のお客さんのおかげで、修理する喜びを知りました。
手作りの木の家具は、一生ものになります。
凹みやキズも味となり、思い出となります。